yasunoria’s notes

The blog of Yasunori Arashi

新型コロナウィルス(COVID19)の影響による経営対策と方針について

弊社グループにおける新型コロナウィルスの影響による経営対策と方針について説明したいと思います。

☆基本方針:守りつつ攻める

日々の報道や政府及び厚労省等からの対策と発表により、新型コロナウィルスについての実態が少しずつ明らかになっていますが、時間の進展に伴い、経済への影響も顕在化し始めているところです。既にSESの常駐先によっては在宅勤務(リモートワーク)に切り替えているところも出てきています。

弊社の主なクライアントはB2B向け取引が中心のため、C向け取引のクライアントに比して大きな影響は受けていない状況です。そのため、弊社においても新型コロナウィルスの経営に与える影響は軽微となっています。しかしながら、C向け企業の急激な業績悪化に伴う心理的影響が不可避であることは株式相場を見ても明らかです。また、各種活動自粛により経済活動が停滞し始めていることから、B2B企業においても少しずつ影響が出ることは想像に難くありません。そのため、弊社グループにおいては、守りつつ攻めるということを基本方針とします。

 

■SES事業の主な影響と対策

●パートナー各社から提案される人材の大幅な増加(契約切替のエンジニア増加)

3月は年度末でもあり、例年次年度案件に切替の多い時期ですが、それ以上に非稼働人材が増加しています。案件情報に対して人材情報が数倍あるような状況です。

●一部の常駐先では在宅勤務(リモートワーク)に切り替えて業務に従事

→新規稼働開始直後の在宅勤務は難しいことから、在宅勤務可能な現場の場合は可能な限り今の案件を延長して稼働を維持する。

●新規案件情報の激減、それに伴う待機の長期化

→通常は案件情報を選別して稼働することを推奨していますが、現時点においては案件情報の減少が著しく、かつ、競争倍率が高いことから、まずは確実に稼働できる先の確保を優先したいと思います。みなさんには全ての希望が網羅されていない案件の場合でも稼働優先をお願いしたいと思います。

●面談後から稼働開始までの長期化

面談後、クライアントから受入可の返事があった場合でも入場までに時間を要するケースも出てきています。受け入れ先が在宅勤務をしている場合、オフィスで受入が出来ないということもあり、政府からの待機推奨の解除が出る頃がひとつの目安となりそうです。

◎総括

1.企業活動が再開し、案件情報が動き出す頃までは現在の案件での稼働を優先する。

2.案件切替の場合、希望を満たす案件ではなくても稼働優先する。案件情報が動き出し始めた頃に改めて希望する案件を探して稼働する。

 

■ラボ型開発・受託開発

クライアントの在宅勤務も進んでいることから、お客さま先の常駐開発というスタイルからラボ型開発による案件の切り出しという動きや認知が進むものと思われます。そのため、弊社においてはラボ型開発の営業強化を推し進めます。弊社内のラボ型開発においても在宅勤務を取り入れつつ、安全と業務効率を両立しながら業務に取り組んでゆきたいと思います。

◎総括

ラボ型開発の営業強化

 

M&A事業の主な影響と対策

現在もクライアント(売主)からの依頼を受け、M&A成立を目指して各クライアント(買主)と調整を続けていますが、昨年までの積極的な買いニーズから、新型コロナウィルスの経済への影響を見極めようという動きも出始めており、クロージングまで通常よりも時間を要するケースとなっています。

C向け取引企業の急激な業績悪化を受け、これらの企業による事業再生や民事再生、救済による買収・合併などの業界再編が急速に進むと思われます。弊社においては、これらの状況を踏まえ、C向け企業へのアプローチ強化と再編支援を進めてゆきます。M&A支援によりC向け企業による雇用維持、経済価値の維持が弊社の役割であると考えています。

◎総括

C向け企業領域の強化と再編の推進

 

■monoclaの主な影響と対策

一般ユーザーの方々の動きは新たな支出抑制の動きから、マーケット全体では引き合いの減少に繋がるのではないかと思われます。C向けのリノベーション事業者・施工会社も多いことから、業績に影響を受ける事業者が少なからず出てくると考えられます。そのため、新規受注活動を強化したい事業者のmonoclaへの情報掲載の動きが加速するのではないかと思われます。

モノクラギルドについても同様、採用コストを抑えたい事業者、新たな案件を獲得したい事業者の使用が促進されるのではないかと思われます。中長期的に見た場合、新規事業者の獲得にはプラスの流れではないかと思われます。

◎総括

新規施工会社への登録アプローチ強化

 

■新サービスWorkPodの主な影響と対策

まだ開発中のサービスとなりますが、B向けサービスであること、新しいサービスであることから、緩やかに導入が進んでゆくのではないかと思われます。4月目標に予定通りローンチを進めたいと思います。

◎総括

現状維持

 

■人材採用

中途採用

マイナビ転職の年間契約をしていることから、人材募集を継続します。既に求人情報が減少しているデータもありますが、これをチャンスと捉え、優秀な人材の確保に努めたいと思います。

●2021年卒の新卒採用

3月よりマイナビリクナビにて募集開始しています。大手企業各社の会社説明会の中止もあり、動きが鈍いことから新卒採用は長期化すると思われます。これもチャンスと捉え、将来を担う人材の確保に努めたいと思います。

◎総括

採用の継続