yasunoria’s notes

The blog of Yasunori Arashi

年始のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

新しい年を迎え、どのように過ごしてゆくべきか、考察してみました。
書いてみたものの、少し観念的な話となり、分かりにくいかもしれません。

 

時代の趨勢にあわせ、本質をどこに据えるのが適切なのか、それによって方向性が大きく変わるように思います。

 

昨年からの時代の趨勢は「守破離(しゅはり)」という言葉が当てはまるように思います。旧来からの社会概念であった「守」から、コロナ禍に適合するように社会全体が「破」となり、それらを飛躍させた先にある、個々人による「離」の時代に移りつつあるように思います。フラット化する社会の出現です。

 

個の時代が来ると言われて久しいですが、一気にやってきたように思います。

 

人もまた、社会の変革を受けて「守破離(しゅはり)」である必要性が増しています。特にリモートワークが浸透したことによって、組織から個へ急激にシフトしたことによって「守」だけでは組織が機能しなくなり、誰もが「破」であることが求められました。この流れは変わらず、今年は「破」から「離」に転化してゆくように思います。旧来は組織が機能することによって、それぞれの経験と役割に応じて「守破離(しゅはり)」であることが実現出来ていましたが、社会交流の自粛やリモートワーク等による組織や社会との分断、一人一人がそれぞれの立場に応じて「守破離(しゅはり)」であることが不可欠となっているように思います。

 

「離」の変化する、変革するということは、今まで均衡していたバランスを崩すということでもあります。「良薬は口に苦し」と言うように、薬の副作用と同じく、変化によって悪いことも起こり得ます。そのため、成功と失敗の両面が出現する時代、二極化が更に進む年になるのだろうと思います。

 

時代の変化にどのように対応し適応してゆくのか、社会や会社組織だけではなく個々人にも問われつつあります。

 

リモートワークの進展により、知の共有の難易度が格段に上がりました。そのため、個が「守破離」であるためには、自己研鑽を怠らず、常に探究心をもって取り組み、より良いあるべき姿を追求することに尽きます。身勝手にならず、周りに迷惑をかけることなく、初心を忘れずに自己を律し、自立することによって、本当の自由を得られます。すぐには出来ないことも多いですが、1日1日を大切に過ごしてゆければと思います。


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守破離」とは
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%88%E7%A0%B4%E9%9B%A2