新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
昨年も一昨年に引き続き、変化と災害の多い一年でした。国内では「令和」の改元にはじまり、新卒採用ルール廃止、消費税引き上げ、自然災害による甚大な被害が相次ぎました。世界では米中貿易戦争、米朝の核開発問題、日韓問題、英国のブレグジット（EU離脱）による混乱からの政局安定、新たな冷戦構造からの世界経済の再構築が進みました。俯瞰的に見ると変化からの混乱、その再構築を経て新たな安定に移行しつつあります。
国内では政治の安定により国内経済も堅調に推移し、労働人口の減少と不足を背景に働き方改革も推進され、最低賃金も初の1,000円台（東京1,013円）となりました。また、日経平均株価の年末終値も29年ぶりの2万3,656円に回復しました。そうした時代の趨勢と共に当社の創業からの働き方への取り組みも珍しいことではなくなりつつあります。
世界ではナショナリズムが台頭し新たな冷戦構造が進展する中、今年は日本で二度目の東京オリンピックが開かれます。令和に込められた「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」にふさわしい祭典となり、日本再評価による緩やかな内需拡大が続くのではないかと思われます。
こうした背景を受けて当社では昨年に引き続き創業からの経営理念と行動指針に立ち返り、グループ各社のそれぞれの事業強化を図り、そのシナジー促進を通じて持続的成長を継続することを経営方針とします。本年は次代への備えの年とするべく昨年秋から「選択と集中による経営効率の向上」を骨子とする構造改革を推し進め、厳しい経営判断も進めてきました。経営資源を集中することで改めて効率的な経営を実現させ、グループの持続的成長と収益力向上を図り、資金調達などの外部環境に左右されない自己資金による安定した経営スタイル（安心・安全・安定）からの新規事業投資に原点回帰します。
新規事業についてもリスクを伴う大きなチャレンジをするのではなく、課題解決型ソリューションサービスを中心に昨年から準備を進めてきたことを無理なく確実にスタートさせて昇華させ、早期収益化と事業の安定化を図り、事業基盤をしっかりと作ることで次の飛躍を目指す準備を進めてゆきます。その他、人財への投資育成や財務基盤の強化、自然災害への安全対策も継続して進めてゆきます。
- 今後の主な新規事業展開
- 福岡オフィスの開設（1月6日）
- 案件・人材マッチングサービス｢monoclaギルド｣のβ版提供開始（1月）
- 新会社設立とSaaS型CMS「WorkPod」の提供開始（2月）
- 金融商品取引業者の登録準備（令和3年認可目標）
令和2年1月1日
グルーコードグループＣＥＯ 嵐 保憲
